歯周病から身を守るために必要なこと

歯周病治療

歯周病の3つの原因

歯ぐきに炎症を起こし、歯槽骨にダメージを与える歯周病。日本人の歯が抜けてしまう原因の第一位にもなっている歯周病を防ぐには、その原因を知ることが大事です。歯周病になってしまうリスクを知り、歯周病から身を守りましょう。

歯周病の3つの原因

原因その1 細菌

歯周病を引き起こすのは、お口のなかに潜んでいる歯周病菌。歯周病菌に一度感染してしまうと、完全に除去するのはとても難しいのです。毎日のホームケア(食後の歯みがきなど)を徹底し、歯周病を予防しましょう。

原因その2 生活習慣

喫煙やストレス、不規則な生活などは歯周病を促進してしまいます。とはいえ、いきなり生活を変えることはできません。禁煙にチャレンジしてみる、リラックスする時間をつくるなどから始めていきましょう。

原因その3 病気

糖尿病などの病気に罹患していると歯周病になりやすいとされています。糖尿病を患っている人などは、歯科医院での定期的な歯周病検査と毎日のホームケアを忘れずに行うようにしましょう。

歯周病の進行状態とその症状

歯周病は進行状態により症状が異なります。もちろん進行すればするほど治療には時間がかかるので、早めにご来院ください。

段階 症状
初期歯周病
(歯肉炎)

初期歯周病(歯肉炎)

歯周ポケット(歯と歯肉の境目)に歯周病菌が入り込んでいます。歯肉の腫れや歯みがき時の出血などが代表的な症状です。
第二段階
(歯周炎第1~2度)

第二段階(歯周炎第1~2度)

歯肉が腫れ、歯周ポケットが3mm程度まで深まっています。歯を支える顎の骨に毒素がダメージを与えることもあります。
最終段階
(歯周炎第3~4度)

最終段階(歯周炎第3~4度)

歯周ポケットが6mm以上に深まっています。何もしていないのに血が出る、歯がグラつく、口臭がきつくなるなどの症状が出てきます。

歯周病の検査で歯を守ろう

歯周病は自覚症状に乏しく、症状が出た頃にはかなり進行しているというケースも多くあります。そこで大事になってくるのが、定期的な歯周病の検査です。当院では歯周病検査を行っていますので、お気軽にご来院ください。

歯周病の検査で歯を守ろう

歯周病の検査方法

頬側と舌側、合計6ヶ所の歯周ポケットを計測します。歯根の状態、出血の有無、歯のグラつきなどをチェックします。またすでに歯周病にかかっている場合は、歯周病の進行状態もチェックします。

重度の歯周病も治療します

重度の歯周病になってくると、ダメージは歯ぐきだけに留まりません。歯を支える顎の骨も溶かしてしまいます。ですが、治療に「遅すぎる」ということはありません。当院では重度の歯周病治療も行っています。溶けてしまった歯槽骨も再生治療(GTR法やエムドゲイン(R)法)により回復させます。歯周病でお悩みの方は一度ご相談ください。